自然のちから
自然のちから
自然は夜のうちに
本来の状態に戻ろうとするという
人の手が加わる前の
その土地のもとの在り方
山だったところは山に
水辺だったところは水辺に
形が変わることがなくても
流れる風や湿度温度が
もとの状態へ
近づくのだと
聞いたことがある
確かに
今いるところの
早朝の空気を感じると
もとの状態の
気配が感じられる
本来の状態に戻ろうとするそのちからは
人にも働いているはず
夜にはたらく
体や心の感覚の
自然な流れをじゃましない
それを意識して過ごすと
本来の姿に
戻っていくのだろう
そして朝がきた時
また新しく自分の一日を
はじめることができるのだろう
20210405